地元のはなし ②
もちろん(?)、農家にはGWは関係ないので、連休が終わった感覚は全くありません(笑)GWが終わると、新年度の張り切っていた気持ちが緩み「五月病」になってしまったり、気のゆるみから体調がすぐれないな、という状態になるかもしれません。私も大学生1年の5月の連休明けはなんとなくだるーく、思っていた大学生活とは異なりなかなか気持ちが上向きにならない状態が続きました。周囲の友達や環境のおかげで元気に大学生活を送れるようにはなりましたが、ちょっとしたことで不安になったり落ち込んでしまったり、そんな季節なのかなと思います。
さて、皆さんの地元にも神社はあると思いますが、今回は私たちの地元の神社をご紹介します!
ちょっと写真が大きいので見えにくいかもしれませんが、「沖田神社」が私たちの地元を守っている神社です。この沖田神社は、私たちが農業を行っている地域に大きく関係していて、この神社を知ることは私たちの地元を知ることにつながります。私たちが農業を営んでいる地域(岡山市東区政津、升田)は、もともと海でした。海であった土地を、1692年に当時岡山藩主であった池田綱政の命により、津田永忠が開拓に着手しました。沖新田の開拓といわれています。短期間での潮止、築堤、疎水、検地を終えて2000町歩の新田を開拓したとされています。
その際、最後の潮止工事が難航しある1人の姫が人柱になったといわれており、その姫をまつっているのもこの神社です。その姫を「沖田姫」としてまつり、沖新田の開墾の歴史を今に伝えています。天照大御神を主祭神としており、境内社の道通宮は開運の神として、地元の人をはじめとし多くの人の信仰をあつめています。
写真のような、少しユニークなものも置かれています。石に書かれている願い事を正面に向けて右へ二回石を回すと願い事が成就するといわれています。石の周囲には多くの千羽鶴がかけられ、多くの人がこの石に願いをこめたことがわかります。
私も幼いころから、お正月の初詣といえばここ沖田神社、という印象です。ここに訪れれば顔見知りにも出会います。地元に愛され、地元を守る神社です。そして、私たちがいま農業を当たり前のようにできていることの歴史をたどると多くの人の努力と犠牲、そして願いがあったことがわかります。
そんな歴史を大切に、そして無駄にしないようご先祖さまより繋げられたこの土地をこれからも守り、次の世代につなげていけるような農業を行っていきたいと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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