農園主の想い
農業を始めたきっかけ
古市家は先祖代々の農家です。
私も小さい時から田んぼや用水路で遊びながら、両親がしている米や麦づくりを見て育ちました。
忙しいときは自分も手伝いをさせられました。作業中は必死で、きついことが多かったですが、休憩している時や作業が終わった後の達成感は何とも言えないものでした。
社会人になって25年間、農業改良普及員として、農家の方と一緒になり水稲や麦・大豆の低コスト栽培や省力化や新品種導入などに取り組んできました。その中で、次第に自分で直接やってみたいという気持ちが強くなっていきました。
確かに天候に左右され、作柄や市況で収入が変動するリスクはあるものの、自分で計画を立てて自分のやりたいように作業できる自由さと収穫の喜びは何物にも代えがたいと思い、仕事を辞め、父の跡を継いで水田農業に挑戦することにしました。
目指すところ
・どこの誰が食べるのかも分からない原料としての生産と販売に留まらず、お客さんが安心して買ってもらえるような商品づくりをしたいと思います。欲を言えば、うちの商品を買ったお客さんの豊かな食卓づくりの一助になることを目指しています。
・その結果、安定した収入が得られて、後継者ができるような農業経営をしていきたいです。
・とかく余裕のないぎすぎすした世の中ですが、農業を通じて、田んぼがお客さんにとっても和めるような場にならないかと考えています。
・耕作放棄地を出さず、地域の自然環境を維持していくため、要請があれば地域の農地の耕作を引き受けていきます。
・農家はまだ1年生ですが、農業改良普及員(作物)を25年した経験を生かして、これから水田農業を始めたい方へ、何らかの形でアドバイスができたらいいなと思います。