岡山のはなし
「岡山県」と一言にいっても、北から南まで意外に大きい岡山県。そのため、いいところもたっくさんあるわけですが、なかなか知られていないこともあるだろうな、ということで。
私の思う「岡山のええところ」を紹介していきます!(王道から地元民だけの秘密の場所まで!)
その1回目の今回の記事は、
「四手網」!!
知ってるよ~という方、なにそれ?という方も、この記事読んでみてくださいね。
これです、四手網。
岡山県の南部、児島湾のちかく。九蟠から升田の防潮堤におかれています。(升田はまさに当園の田んぼがある場所です)。
四手網のおおまかな説明をしますと…
一辺が5~6mの正方形の網の四隅を十文字に組んだ竹にとめて引き網で水中に吊り下げます。
夕刻になると、網の上に電灯をつけて魚を引き寄せます。電灯に引き寄せられた魚や小エビたちは、網中央の垂れた部分に入り、それらの魚を長柄の小網ですきいあげる漁法です。
そして、四手網の醍醐味は、なんといっても、とれたての魚や小エビをその場で調理して食べることができる!点です。
小屋のなかには、鍋やコンロ、冷蔵庫から流し台まで常備されています。外でバーベキューをするもよし、中で鍋をするもよし、楽しみ方はいろいろです。
鮮度抜群の魚介を楽しめるスポットです。シーズンは7月、8月。夕方には静かな湾を望みながら家族や友人たちとわいわい楽しめます。岡山県でも、ここだけでしか味わえない楽しみなので、是非立ち寄ってみてくださいね。近隣の漁業者の方たちが、小屋の貸し出しを行っています。
ちなみに…
この四手網、かつては50棟ほどもありましたが、2004年の大型台風により大半が全壊しました。その後、地元住民らの要望により、改修・新築が進み、現在は23棟あります。
地元住民の思いのつまった四手網、たくさんの方が楽しむこともまた、四手網の継続につながると思います。
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