もち麦

 当農園で栽培を進めているもち麦について紹介します。

 品種は「キラリモチ」といいます。この「モチ」とは、おコメからできるお餅と同様に、モチモチした食感が特徴の麦のこと(もち麦)を指しますヽ(*^^*)ノ。もち麦は、麺やパンになる小麦とは違い、ビールや麦茶になる大麦の仲間です。

 当農園では現在、小麦品種「ふくほのか」、大麦品種「ミハルゴールド」「キラリモチ」の栽培を行っています♪

 写真1枚目が小麦です。小麦の葉は丸みを帯びていて幅が広いのが特徴です。それに対して、2枚目、3枚目は大麦「キラリモチ」です。小麦に比べて葉が細身で、針状であることが特徴です。

 私たちが、栽培にあたり心がけていることは、「安心・安全」です。おいしいだけではなく、体にも優しいものを生産したい、という思いから、当農園では「減農薬栽培」を行っています。麦の栽培において、非常に重要視されることの一つに「雑草害」が挙げられます。今の時期、次第に気温が上がり、麦たちの生長がぐんぐん進んでいます(*´∇`*)うれしい限りなのですが、成長するのは麦だけではありません…そう、雑草です。

 雑草が多く発生することで、麦と雑草とが養分の奪い合いが発生します。その結果、麦が弱ってしまうのです。また、雑草を放置していると、収穫時に雑草の種子が麦に混入することもあります。田んぼに残った種子が、翌年の麦にも影響を及ぼすため、雑草の除外は重要課題です。除草剤をかけてしまえば簡単に除去することはできます。しかし、私たちは自然にもヒトの体にもやさしいものをつくりたい、そんな思いから、農薬の使用は最低限に抑え、なるべく使わない栽培を心がけています。無農薬栽培が理想ではありますが、まずはできるところから挑戦してみよう!と、考えています。

 麦が植わっている田んぼには、多くの鳥類が遊びにきています。その鳥たちにも、農薬まみれの麦を食べてほしくないな…と思います。農業は、自然との調和をはかってこそ継続することのできる産業だと思っているので、生産の効率が多少下がっても、今後持続していける農業生産を目指しています。

 

岡山もち麦 《ふるいち農園》

岡山県岡山市西大寺地区で4代にわたり米麦の生産・販売を行っています。  2016年からもち麦「キラリモチ」の栽培を行っています。栽培から加工・販売まですべて責任をもって行っています。  安心・安全を第一に、家族総出で食卓に「おいしい」の笑顔をお届けします。

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