水始涸
1日遅れてしまいましたが、昨日、10月3日は、旧暦の「水始涸」←みずはじめてかるる。
この季節、あちらこちらで、色鮮やかな花たちを見ることができます。
上から順に、彼岸花、コスモス、タマスダレ。上ふたつは、外来種であるとか。かなり生命力のつよい植物です。タマスダレについては、私自身はじめてこの名前を知ったので、どのような植物であるのかまだまだ知らないことがたくさんあります。
旧暦の、水始涸とは、水田の水を抜いて田んぼを乾かし、収穫へ向けての準備を始める、という意味です。先日、私たちの住む地域では丸一日強い雨が降り続けました。少雨の日も続き、珍しく日照りも少なかったので、なかなか水田が乾かず、田んぼがまだどろどろ状態。これでは、コンバインで田んぼに入ることはできません…。
川の水位もなかなか下がらないので、田んぼの水を落とすことも難しいです。でも、旧暦の通り、今は収穫への準備の時期です。しばらくすれば、近隣農家さんたちも含め、収穫の時期を迎えます。
約半年がかりで見守ってきた稲たちを収穫する瞬間は、うれしさもあり、個人的には空っぽになる田んぼをみて、少し寂しくなることもあります。
そんな、田んぼの中には、稲以外にも、こんな強者がたくさんいます…。一般的に「ヒエ」と呼ばれるノビエ類ですが、調べてみるといくつかの種類があり、判別は難しいものの、若干の違いはあります。これらの種が熟れると、一瞬にして田んぼに落ちるので、来年、またそこには大量のヒエが生えてきます。それを防ぐために、種が落ちる前の今(今でもすでに手遅れかも)、ヒエとりに追われています。稲よりも強靭な茎と根で、鎌で刈るのも一苦労です。1株が非常に大きい場合があり、こうなってくると重量もなかなかです…。でも、これも来年のため、スムーズに稲刈りをするためです。
そしてこちらは、先日播種した、玉ねぎです。芽を出し始めてからおよそ一週間たちます。まだ葉先がでていないものもありますが、おおむね順調に育ってくれています。保水のためにすくもを振るのは意外にもかなりの役割を果たしているようです。わずかな量の土でタマネギの稚苗を育てるので乾燥は大敵です。
種をまいて、発芽して、目に見えた瞬間が私は大好きです。これからどんどん大きくなるんだろうな~と期待しながら、無事に育ってほしいと願いながら、じっと眺める時間が大好きです。
毎日の水やりが欠かせないのが野菜の栽培の苦労する点ではありますが、それも楽しみだと思って、楽しみながらできたらいいなと思います♪
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
FanFam
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